文章の基本的ルール

 

 基本的に小説はルール無用ですし、どんなものでも間違いではありません。

 ですが、一応文法的な正否は存在します。

 他作品との統一感も出て、見ていてスッキリします。

 我流の方があっている、という方も居るでしょうが、個人的にはオススメしますよ。

 

@……

 名称は三点リーダといいます。

『・・・』で変換すると『…』となり、それを二つ一組で使用します。

 つまり、絶対に偶数個になるわけです。

 用途は沈黙を表す場合等。

 主に台詞で使いますね。

 

 例

「風也……サボり?」

 

 多用すると妙になりますのでご注意を。

A――

 名称はダッシュ。

『ー』で変換すると『―』となり、三点リーダ同様に二つ一組で使用します。

 これもやはり沈黙を表す場合に使います。

 こっちは主に描写で使ってます。

 

 例1

 ――刹那の空隙。

 

 あとは前の言葉を細かく言う場合とか。

 

 例2

 蒼髪の少年――蒼海瀞

 

 他にも歯切れの悪い台詞。

 続いた台詞の間に他の台詞や描写を入れる場合にも使えます。

 

 例3

「なぁ、御木か――」

 

 これもやはり、多用は避けたほうが良いでしょう。

 三点リーダと上手く使い分けられるかがミソw

 

B! ?

 前者が感嘆符、後者が疑問符です。

 用途は言うまでも無く、驚きと疑問です。

 ただ、使用の際は次のマスを1マス開けるという決まりがあります。

 

 例

「ちょっと服試着しない? ねぇ、ねぇったら!」

 

 このように、「」の最後の場合は開ける必要ありません。

 

C、 。

 普通に句読点です。

 ちなみに『、』が読点。

『。』が句点です。

 これは「」の最後につけてはいけない、というルールがあります。

 国語の教科書や純文学作品ではついていますが、小説やライトノベルでは少ないです。

 

 ○例

「とある馬鹿の、保護者として……な」

 ×例

「とある馬鹿の、保護者として……な。」

 

D()

 かっこ、です。

(笑)や(泣)などは小説ではあまり好まれません。

 使用する場合は、三人称でのキャラの心の内のことですね。

 まぁ、俺は使いませんけど。

 あとは補足的に、ダッシュのような使い方も出来ますね。

 例

 それでも――決して高慢な態度ではないにしろ――様々な情報を持っている葉河の、驚きと悩みの混ざった顔を久々に見ることができ、瀞は満足していた。

 という奴を、カッコを使ってやると

  それでも(決して高慢な態度ではないにしろ)様々な情報を持っている葉河の、驚きと悩みの混ざった顔を久々に見ることができ、瀞は満足していた。

 

 

E“”

 二重引用符と言います。

 用途は強調。

 俺は『二つ名』を囲っています。

 

 例

限定者リストリクター

 

F全体を通して

 全体を通しては、段落ごとに1マスあけるということです。

 二行に連なっているのか、それとも二文なのかが見分けられます。

 

 例1

 地中内の鉱石成分を超圧縮した上に神力付加による硬質化、あらゆる物理的・術式防御を無いかのように無視し、急所をピンポイントで刺し貫くことも可能。

 

 また、「」“”()等の記号はあけずにそのままにします。

 

 例2

“時刃刻”の異名を執る、時刃系神術師。

 

 まぁ、ルールとはいっても絶対ではありません。

 自身の楽なように楽なように書いてみましょう。

 

 

書き始める前に

実際に書いてみよう

 

 

 

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